【サイコロ相談室】 第一話 結婚か仕事か、幸せになれるのはどっち?

創刊号、楽しく読ませて頂きました。このコーナーの回答者Hさん(多分編集部のホンダさん?)に答えてもらえたらと思い、筆をとりました。 私は某旅行代理店の企画部に勤務する27歳。英語ができる事と、企画センスが認められ、現在は責任あるポジションにいます。仕事は面白いし、収入もかなりいい方だとおもいます。そんな私の相談は結婚について。 今までに、何人かの男性にプロポーズされ、その一人とは結構真剣となると相手の将来性に疑問を感じ、踏み切れませんでした。回りにいる同年代の男性には物足りなさを感じま す。もともと結婚願望があまりない方ですし、今は結婚しなくても一人で生きていける自信があります。ズバリ答えて下さい。このまま結婚しなくても幸せになれるんでしょうか。(RYOKO)

第二次クロワッサン症候群に気をつけろ!

RYOKOさんのご希望どおりズバリ答えましょうか。ズバリ!「無理です」。どうして無理なのかを説明するためには、日本的資本主義社会の構造と経済予測、結婚の本質的役割からマズ口ーの段階的欲求説、果てはファシズムと戦争についてまで 述べないといけないので、今回は紙面の都合上力ットしますが、要するにあなたは今、天狗状態になっていませんか。自分に自信を持つことは 大切ですが、いまどき英語が話せて、 企画センスのある女性なんか掃いて捨てるほどいるんだから。結婚しないで幸せになるんだったら、仕事でしょう。

会社があなたの能カをどれだけ買っているか知りません。ただ、 あまりあてにしないほうがいいです。商社にしても自動車メーカーにしてもビッグ3以外はいつ傾いてもおかしくない時代、あなたの会社もしかり。旅行代理店も今けっこう厳しいんでしょ。もし、あなたに本当の意味での実カがあり、その実力を基盤にした「自信」と言いきれるなら謝ります。それなら結婚はとりあえずペンディングしといて仕事に邁進してみては。スボンサーがいれば 独立開業するというのも悪くない。

でもねー、そのうちきっとグラグラっとくる男が現れて「やっばり私、結婚します」なんてことになるのは火を見るより明らかなような…。あー それから、「同年代の男性に物足りなさを感じる」というのは、あなたの現在のキャリアからすれば仕方ないのかもね。しかーしーその同年代 の男を代表して発言させてもらうと「男は三十にしで立つ。チャランポランで、いい加減で、大ぼら吹きでも、ある日突然変身するのが男だ!」(いかん、熱くなってきた) 案外あなたの近くにもいるんじゃないですか、自分の中にある(かどうかもわからない)埋蔵金を糸井重里のように必死になって探しているバカが。目を凝らして見れば、そんな 奴にはキラリと光る何かがきっとある。すでに地位も財産も手に入れた男(おると?)を選ぶか、これから 2人でお互いの可能性を見つけていける相手を選ぶかはあなたしだい。 あやふやな物に自分を賭けることのできる女性が最後に大きな幸せをつかむんだろう、きっと。本命馬券の 配当が少ないというのは応用のきく真理です。(H)
※写真はイメージです。

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